今回はオフィスではなく、教育施設での事例です。
デザイン・クリエイションカレッジ、IT・テクノロジーカレッジ、こども・医療事務カレッジ、国際カレッジの4カレッジの運営をしている浜松未来総合専門学校様の空間デザインを行わせていただきました。
ご依頼の内容は、空間デザインおよび、施工でした。
弊社が担当した部分は、
- デザイン
- 内装工事(床工事)
- オリジナル家具デザイン、製作
- 電気工事(照明・電源)
などです。
今回は、デザインの事例として、ご依頼から完成までの簡単な流れとデザインした空間のご紹介をさせていただきます。
浜松未来総合専門学校様 プロフィール
デザイン、メイク・ブライダル、IT、ゲーム、医療事務、保育など、多彩な学びを4つのカレッジ、12の学科として揃え2021年4月にスタートした浜松未来総合専門学校。様々なミライを描いた留学生を含めた学生たちが集います。専門分野の学びに加え、他学科、他カレッジの学生と交流し学びあう「みらい考房」や学生の意欲に合わせ学ぶ「みらいバリューアッププログラム」など新たな学びを通じて、未来へのスキル『ミライスキル』を育みます。
ご依頼から完成まで
今回は既存ラウンジスペースの改修ということでお声がけいただきました。
利用方法がコミュニケーションスペースだけでなく、授業でも使うので多目的で使いやすいもの、
学校としてデザインを大事にしているので、デザイン性の高い空間、
というご要望のもと、空間設計させていただきました。
空間設計に1ヶ月、実施工に1ヶ月半ほどのスケジュール感で進みました。
階段型ベンチで空間にアクセントを与える
今回の主役は階段型ベンチです。
階段型ベンチの高さにより、平面だけで構成する空間と比べ、自由な雰囲気を作れます。
目線も上から下、下から上と変化が生まれ、空間としての面白さが演出できます。
また、階段ベンチのエンドと床材(タイルカーペット)を斜めにすることにより、部屋への入りやすさとシャープな印象を与えています。
階段型ベンチを同じ素材のテーブル天板を作成し、空間としての統一感を出しています。
ON、OFFともコミュニケーションが生まれる風景
コミュニケーションスペースとしてのラウンジ、
教室としてのラウンジ、
ONとOFFどちらでも使い勝手のいい空間を目指しました。
コミュニケーションスペースとしてのラウンジイメージ
教室としてのラウンジイメージ
学生たちが自由に交流し、学ぶ空間としてリニューアルできました。
プロジェクトを終えて
オフィスではなく教育施設ということで、機能も大事ですが、なんだかそこに行ってしまうような居心地の良い空間を目指し設計しました。
写真撮影時に学生たちがこの空間を使っている画がとても自由で感動しました。
学生の自由な学び、発想がここから生まれると思うと嬉しくなります。
このような機会を与えてくださった浜松未来総合専門学校様、ありがとうございました。
これからも地域にとって必要なクリエーターたちがここから巣立っていくのを楽しみにしております。
弊社はこのように普通の空間ではなく、組織や人にフォーカスした世界に一つだけの空間作りを得意としています。気軽にご相談くださいませ。